キャッシング破産と消費者金融

長い不景気社会の中、毎年多くの企業が倒産をしています。事業主が事業の悪化や無計画な借金で資金繰りに困り、穴埋めや当面の生活費の為にやむをえず消費者金融業者(いわゆるサラリーマン金融)でキャッシング利用をしてしまうケースが少なくありません。4~5万円程度の少額の借入が増えて、少額であるばかりにすぐ返せるつもりでキャッシングを繰り返すと金利が膨れ上がり、気付くと何百万円ということも。そしてその借入金額の半分近くは金利分であったりします。何故これほどまでに消費者金融の金利は高いのでしょう?
通常の融資には担保が伴います。住宅ローンやオートローンなどのような融資は、その融資金の使用目的が明確に特定されているので、目的の住宅や車が担保となり、返済不能に陥った場合はそれらを金融機関に没収される形になります。
しかし、消費者金融は毎月一定の給与所得を持つサラリーマンを対象に、比較的簡単な審査で無担保で融資を行います。利用者にとっては便利ですが、無担保であるかわりに高い金利をとられます。
バブル崩壊後に消費者金融業界は成長し、それまでの裏社会的な、暗い街角にあるイメージを払しょくしました。CMでのイメージ戦略、市街中心地にある自動契約機など、消費者にとってはとても身近なものになりつつあります。人気のあるタレントやアイドルをCMに起用し、短期間の無金利・低金利を謳い文句に親切顔で事業を展開しています。
「消費者金融」という真面目そうな名前を名乗っていても、そのルーツは「サラリーマン金融」です。「サラ金」とも呼ばれ、その昔はいわゆる「高利貸し」だったのです。そのような経緯を知らず、親切そうな甘い文句に誘われてキャッシングの自動契約機を利用してしまう人が後を絶ちません。
安定した職と収入を持つ中流階級の人なら、せいぜい住宅ローンかオートローンを組むくらいしか借金には縁が無いでしょうが、安定した生活を持たない人はやはりお金にも困りますし、街角の消費者金融のキャッシングで生活費を工面する方向に向かって行ってしまいます。そのような悪循環が自己破産へとつながっていくのです。